ogonmai2015
ー故郷の米がこんなにおいしいものだと知りませんでした
おうごん米発起人、私北野孝二のお米作りの原点は、
阪神大震災の年(1995年)に穫れた『やまびこ』でした。
 
家庭の事情で都会から実家である神戸市北区淡河町に戻り、
何もわからないまま実家の田で少しだけ自家用のお米を作りました。
肥料や水管理の知識も経験もないど素人が栽培した手抜き栽培の水田は、
雑草だらけで稲穂はちょろちょろ、反収はわずか250kg程度でした。

ところが、このお米を炊いたご飯が涙が出るほどおいしかったのです。 


ー神戸市の里山で、うまい米を極めたい
その後私はサラリーマンを辞め、
おいしいお米作りに正面から取り組むことになりました。

神戸市北区淡河(おうご)町は、昔から酒造好適米『山田錦』の産地ですが、
うるち米も色々と栽培されており、
『淡河のお米は美味しい』
との評判で、各種の食味コンクールでも優秀な成績を収めています。 
 
おうごん米とは、
地域名「淡河(おうご)」と「うまい米」を合体させて命名したものです。
 
町内で食味コンクールを開催し、
そのコンクールの受賞者のお米を中心に選別した上で、
「おうごん米」としてブランド化を進めています。
また私自身は「米・食味鑑定士」の資格を取得し、
より適切な選抜とランク分けをすることによって、
「ホンマにおいしい淡河のお米」をみなさまに提供できるように進めています。

 
ー米や農村を取り巻く未来に
米の消費量は年々減少し、米価の低迷もさらに加速することが予想されます。
一方、本物の安全で美味しい農産物を適正な価格で手に入れたい方々が
存在していることは、我々の希望です。
 
そして何より、うまい米を作って人々に喜んでいただき、
それで生活ができるんだと、若い世代にも伝えていきたい。
 
おうごん米には、青臭くも私が考える未来へのメッセージがたくさん詰まっています。

まずは炊き立てのおうごん米を一口。
その感動を伝えていきたいと思います。

おうごん米発起人 北野孝二
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